ランコントル関西

年に一度のRPKが無事に終了。今年も百数十名のフランス語教育関係者が大阪に集結。毎年恒例のビュッフェでおいしいワインと料理に上機嫌でおしゃべりする人々の様子や、人から人への新しい出会いの場面を見ていると、準備の大変さも忘れて想いは来年の研究会へ。
数年前から運営委員として共通テーマの発案と執筆に関わっているが、実践上の立場を共有する研究者・実践者が増加傾向にあることをひしひしと感じる。単に授業内容や教授法を紹介して終わりではなく、また実践の場で起こっていることを軽視した空虚な主張に拘泥するのでもなく、発表者・参加者の双方にとって実りある議論の場となっていくことを切に願う。

おむすひ

imanakamaiko2013-03-22

高木正勝のニューアルバム「おむすひ」が期待以上の素晴らしさ。
通常の方法で収録され映像作品で使用されたサウンドトラックだけでなく、高木自身が世界中を旅したときに簡単な機材で録音されたさまざまな「音」が収録されている。グアテマラの楽器店で弾いてみたピアノ、インドネシアで演奏してもらったガムラン、沖縄の宮古島に居合わせた人々との即興演奏、イスタンブールの路地裏で出会った女の子に歌ってもらった歌。ただ聴いているだけでも本当に素晴らしいが、ホームページの楽曲解説とあわせて聴くとまた一層の感動。
こうしたフィールドレコーディングの手法は、高木が映像作品をつくる際に旅先で撮影した人や自然を素材にしていたことに通じるもので、同時に収録された「音」に焦点をあてたのが今回の作品であるといえるだろう。写真家ホンマタカシのこんなセリフを思い出す。「自分自身の感性とやらを過大に評価しはじめた瞬間から、行き詰まりがはじまる。チッポケな自分自身の内面よりも、自分を取り巻く環境にこそ無限の可能性があると考えるほうが前向きで健全な気がします。」
研究者が研究室の外へ出て街や人と出会うフィールドワークのように、音楽家は旅に出ていろいろな「音」を集める。そんな行為の積み重ねが無意味な人生に意味を与えてくれる。このアルバムに収録された多種多様な「音」を聴いていると、じぶんの人生を通してとりくむべき仕事があり、その素材が世界にあふれていることの幸福に気づくのだ。

研究発表のお知らせ

第27回関西フランス語教育研究会(ランコントル)は2013年3月29日(金)、30日(土)の両日にわたりアンスティチュ・フランセ関西−大阪(旧:大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ)にて開催されます。わたしは下記の内容でアトリエを担当します。


「わたしとフランス語」をめぐる対話活動
L’activité dialogique sur « Moi et le français »


わたしは、2009 年に大阪府立大学で3〜4 年生向けの「DDC フランス語」クラスが設立された当初から、授業担当者として教科書を用いない対話型のフランス語活動を実践してきました。学習すべき内容を全て教員が準備しておくのではなく、学生どうしの対話の中からうまれる学びを重視するという視点で、学習活動をデザインしています。
2012 年度後期の授業では、「わたしとフランス語」をテーマとした対話活動、プレゼンテーション、作文集の製作を実施しました。プレゼンテーションのセッションでは、学生たち自身が司会進行をつとめ、公開授業の形で下級生や他大学のフランス語教員にも参加してもらって意見交換をしました。
本アトリエでは授業で行った活動の一部を模擬授業形式で体験していただきながら、本活動全体のプロセスと学生どうしのやりとり、ふりかえりの具体例を紹介していきます。多様な参加者が集まり対話を通してお互いを知るという活動の中で、学生が遭遇する困難の特徴、その解決策についてのアイデア、活動デザインそのものの改善点などについて、参加者全員で話し合える場にしたいと思います。

ポルトガルのおみやげ

ポルトガルで買ってきたものいろいろ。



ポルトガルの伝統製法でつくられたフェルト地のタブレットケース。昔ながらの手工芸のエッセンスをとりいれたセンスのいいブランドをいくつも見つけました。



ごく普通のおみやげもの屋さんで売られていたポルトガルギターのピンバッジ。



星の王子さまポルトガル語版。各国語で集めています。



パッケージのかわいいポルトガルブランドの歯磨き粉。使い心地も良かったです。



こちらもパッケージ買いしたひとくちチョコレートの箱詰め。



魚の缶詰めいろいろ。タコやイカのものもあります。



たらこ、ツナ、いわしなどのパテ。バゲットに塗るとおいしい。



マデイラワイン。濃厚な甘口で食前・食後酒にぴったりでした。

ポルトガル語

imanakamaiko2013-03-12

坂道が多いので地図上の距離と実感する遠さがぜんぜん違うポルトガル。滞在中に少なくとも10回以上は道を尋ねたと思うが、どの人も分かるまで懇切丁寧に教えてくれた。ポルトガル語の語彙はフランス語に非常に良く似たものが多いので、限られた文脈であれば少なくともお互いの言いたいことは伝わる。ひとつのことばを学ぶということは、ほかの新しいことばや人や文化に橋をかけることでもあるのだ。